NPO山形大会、基調講演について

2009年11月16日

第一部、山形大会、川北秀人先生の基調講演。

基調講演
「企業・自治体とNPOとの協働とは、どう進んだか、どう進めるか」
 川北秀人氏 IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表
 
◎協働の事例・・・愛媛県松山市で映画を作りたくてしょうがないグループがいた。
         其のチャンスが巡ってきたとき、グループだけでは制作出来ないことが分かった。
         そこで、県、市町と協働で映画製作に取り組んだ。
         行政が出来る事・・・・・一時的に電車を止めたり、信号を止めてりすること。
                     いわゆる、許可を取ったり、ルールを作ったり出来る。
         市民団体が出来る事・・・エキストラを集める、弁当を注文する、チケットを売る。
    以上のように行政と市民団体がお互いの力を合わせる事によって物事が成立する。
    これがまさに協働であ。

 ◎今後、地域においてはどういう問題があるのか。
  過去10年間の人口構造の変化、これから10年の人口構造の変化は。
   現在、全国で、3.3人で一人のお年寄りを支えている。
   これが10年後には2人で一人のお年寄りを支えていかなければならなくなる。
   (小城市では現在2.8人に一人、また10年後には2.3人で一人のお年寄りを支える事になります。)
  このように、今までは行政に「お任せ」であったものが、自分たちでやってかなければいけなくなる。
 地域の未来のために、①出し惜しみをしない、②出来ないフリをしない、③あきらめない
          ④「誰かがどうにかしてくれる」などと甘えない。
     本当に大切なことを実現していく責任がある。元気な地域の実現のために。
 これからは地域住民が自治を取り戻すために(自治は行政がやってくれるものという風潮かうかがえるので)
① 自治する意欲、②自治する機能、③自治する力。特に③の、より短時間で決める力、行動・実践する力、若い人の話を聞き、取り入れてる力、そして次の世代を育てる力が必要との事でした。

 ◎協働、また協働環境とは
  介護保険が出来た当時は全国で75歳以上のお年寄りが700万人いらっしゃる。現在は1500万人になります。10年後にはさらに800万人増える予想です。
  地域の安全は共通の目標として実現していく事、責任と役割を分担する事、共に汗をかき、成果を共有すること。が協働の意義ではないでしょうか。
   そのために、協働環境の整備として、協働を進めるための基盤づくり、協働のしやすさ。が必要になってきます。

以上の意味合いの事を言っておられました。
次回は、パネルディスカッションの内容を予定しています。

追記・・・先回中止になりました、涌井史郎氏の講演があります。

開催日時  平成21年11月20日(金)午後6時から7時30分まで

場  所  小城公民館3階大ホール

講演内容  歴史と文化資源を生かした街づくりと
        中心市街地の活性化について。

参加費   無料

先回、聞き逃したましたので、是非参加ください。

小城CSO支援センター「ようこそ」
     サポーター・西岡
  小城市小城町176番地20小城公民館内
TEL・FAX 0952-72-3566
E-mail youkoso@ec6.technowave.ne.jp




Posted by メイラクサン at 17:59 | Comments(0)
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